国債はどんな人に向いている?
個人向け国債は安全性の高い投資といわれていますが、具体的にはどんな人に向いているのでしょうか。
・資産運用が初めての人
国が保証しているだけあって破綻などのリスクが非常に低いこと(ギリシャのように国が破綻してしまった時はこの限りではありませんが…。)、さらにタイミングを見て売ったり買ったりせずに満期までそのままでいいことなどから、資産運用初心者の人には最適といえます。
・将来使う予定のあるお金の運用
受験や子供の学資など、数年後には必ず必要になることがわかっているお金ってありますよね。償還期限が決まっていて、元本が保証されている個人国債は、数年後まで取っておきたいお金の運用にも向いています。銀行預金よりも金利がたくさん付くからです。
・資産運用上級者のリスク回避として
株式などの資産運用を行っている人は、同時に高いリスクも抱えています。資金が全くの0になるのを回避するために、資産の一部を国債にして持つことで、一度に資産を失うリスクの回避となります。
個人向け国債を買う前に知っておきたい3つの注意点
個人向け国債を買う前に、知っておきたい注意点がいくつかあります。知らないままだと思わぬ損をしてしまうこともあるので要チェックです!
1.国債は課税対象である
国債の利子を受け取る際には20.315%(15.315%+地方税5%)分の税金が差し引かれます。
2.満期前の解約には要注意
国債は1年経過すれば満期前でも解約できます。ただしここからが本題!途中で解約する場合は直前に受け取った2回分の利子を返す必要があります。ですから元本から利子2回分を引いた額が差し引かれます。直近の利子2回分は1年分の利子に相当しますので、特に市場金利が高い状態で解約するとたくさんの利息を失うことになります。
3.お得なキャンペーンを見逃さない
国債はさまざまな金融機関で扱っていますが、各金融機関ごとにキャンペーンを行っています。現金のキャッシュバックや、宝くじのプレゼントなど各金融機関とも工夫をこらしているので、個人向け国債取引のために新たに口座を開設する場合はキャンペーン内容で金融機関を決めるのも一つの方法です。