4.ネット銀行
窓口のないネット銀行は、インターネット上で24時間365日、取引を行うことができますので、忙しい方でも利用しやすいです。そして、人件費があまりかからないこともあってか、金利は窓口がある金融機関よりも高いことが多いです。金利としては、例えば楽天銀行では、通常の定期預金でも、6か月で0.11%、そのほかの期間は0.02%~0.04%と他の種類の銀行よりも比較的高いという結果でした。
楽天銀行はこちらへ

賢い定期預金の満期期間の選び方とは

定期預金は一般的には、設定する期間が長ければ長いほど、高金利となります。そのため、使う予定がないならば、一番長い金利で預ければよいと思いますが、そこには落とし穴もあります。賢い定期預金の満期期間などについて解説していきます。

中途解約するともったいないことに

5年などの長期で定期預金をした場合、今は使う予定がなくても、2年後や3年後に突然使う予定が発生することがあります。その時は、満期日はまだでも中途解約は可能です。その際に手数料がかかったり、元本割れするといったようなリスクはないのですが、金利に関しては各金融機関の「中途解約金利」が適用されることになります。中途解約金利は当初の定期預金の金利だけではなく、普通預金よりも低いということもあるので、長期間、まとまった資金を1つの定期預金にするのはあまり得策とはいえません。

社会経済が変化するかも

現代は日銀のマイナス金利政策もあり、各銀行の金利は以前よりも、大きく低下しています。それでも、5年、3年の定期預金は普通預金と比べれば、高いということで預入する人もいるかもしれません。今の低金利が今後も満期まで続く、もしくはさらに金利が下がればその選択肢は正解かもしれませんが、仮に経済に変化が起こり、金利が上昇した場合は、預入時の低い利率のままで、満期まで運用してしまうというデメリットがあります。

分散がおすすめ

仮に100万円の資金を定期預金にしようとした時、100万円をまるごと5年の定期預金にしてしまうと、満期前に中途解約が必要になったり、世の中の金利が上昇したりした時に、金利面だけで見るともったいないということにもなりかねません。そのため、まとまったお金をしばらく使わないなら、100万円ならば50万円は1年、30万円は2年、20万円は5年などと分散した方が、いざという時に活用しやすいですし、金利面でもお得になる可能性があります。