有料老人ホームってどんなところ?

共働きや少子化高齢化が叫ばれている現代では、夫婦2人で4人の高齢者の介護するなんてことも珍しくない時代。そこで有料老人ホームや特養といった施設の需要はますます高まっています。でもちょっとまって、その二つの違いは何?って疑問に思ったことはありませんか?今日という今日はこの二つに違いについてしっかり勉強しちゃいましょう!まずは有料老人ホームってどんなところなのか、ザックリ解説していきます。

有料老人ホームの特徴

有料老人ホームは民間の企業が運営している老人ホーム。要介護認定を受けている方でも、健康な方でも入居でき、選択の幅が非常に広いのが特徴です。その中でも介護が必要な高齢者に介護と医療などがついた「介護付きのホーム」、いざという時の見守りや日々の健康管理がついた「住居型ホーム」、家事全般をスタッフにしてもらうものの、スポーツやクラブ活動など生きがいに精を出せる「健康型ホーム」と大きく3つに分けることができます(ただし介護が必要になった場合は退去になります)。たくさんの施設がありますが、どれも地域の特色やオリジナル性を打ち出し、高齢者とその家族をお客様とみなす姿勢はさすが民間企業。中にはリゾートホテル風や最新住宅設備完備などうらやましくなるほどの住環境を提供している企業もあります。

費用の相場は?

有料老人ホームの費用相場はもちろん「ピン・キリ」ではありますが、サービスや設備が良ければそれだけ値段も高くなります。相場は初期費用(入居一時金や保証金)は0~数千万円。月額利用料には住居費、食費、サービス費などが含まれ20万円~40万円程度。初期費用0円なら月額利用料が高く設定されているのが一般的です。

どんなサービスを受けられるの?

有料老人ホームのサービスはさまざま。基本的には生活全般が対象になります。例えば「介護付き有料老人ホーム」。この施設は介護ベッド付きの個室で食事や洗濯などの日常の家事に当たるサービス、介護、必要なら医療などのサービス(日々の健康診断含む)、食事、レクレーション、リハビリなどを含んでいます。ただし、おむつ代や外食費、クリーニング代などは別途のところが一般的。ナースコールも添え付けられており、夜間の見回りなどを含め、生活全般にわたってサービスを受けられます。

特別養護老人ホーム(特養)とどう違うの?

特別養護老人ホームは別名「介護老人福祉施設」とも呼ばれています。自治体や社会福祉法人が運営している公の施設です。もちろん営利目的ではないので保険適用。負担も少ないのですが、悪名高い「順番待ち」はあまりにも有名。対象も65歳以上で要介護認定済みの方の中から、自宅での介護が困難な方という制約のおまけつきです。