株主優待おすすめの見方。ランキングだけで選ばないのがコツ
株主優待を選ぶときは、「人気ランキングで上位だから」「利回りが高いから」という理由だけで決めないことが大切です。優待は使えてはじめて価値があります。自分の生活圏や家計に合うかどうかを確認しましょう。
おすすめしやすい優待のタイプ
初心者でも使いやすい優待には、いくつかの傾向があります。まず、普段から利用している店舗の食事券や買い物券です。外食、スーパー、ドラッグストア、家電量販店など、日常的に使う場所であれば、優待を無理なく活用できます。
次に、QUOカードやギフトカードなど、使える場所が比較的広い優待です。QUOカードはコンビニや一部書店などで使えるため、生活の中で消化しやすい優待として人気があります。ただし、企業によって金額、対象株数、継続保有条件が異なります。
また、食品や日用品の自社商品も人気があります。普段買うものに近い内容であれば家計の助けになります。一方で、好みに合わない商品や保管に困る商品は、思ったほど満足度が高くならないこともあります。
株主優待ランキングを見るときの3つの注意点
株主優待ランキングを見るときは、次の3点を確認すると失敗を減らしやすくなります。
- 必要投資金額:優待をもらうためにいくら必要か
- 優待利回り:優待価値が投資額に対してどの程度か
- 使いやすさ:自分の生活で本当に使えるか
優待利回りが高くても、近くに店舗がない、利用条件が細かい、有効期限が短い場合は使い切れない可能性があります。ランキングは入口として便利ですが、最終的には企業の公式情報で条件を確認することが欠かせません。
6月の株主優待は外食・レジャー系にも注目されやすい
株主優待は、企業ごとに権利確定月が異なります。6月は外食、レジャー、サービス、小売など、個人が使いやすい優待が話題になりやすい月です。ただし、同じ6月優待でも、月末基準の銘柄だけでなく、20日やその他の日を基準にする銘柄もあります。
「株主優待 6月」で銘柄を探す場合は、権利確定月だけでなく、権利付最終売買日、必要株数、優待到着時期、有効期限もあわせて確認しましょう。特に外食券や割引券は有効期限があるため、利用頻度が少ない場合は余らせてしまうことがあります。
JR西日本の株主優待は鉄道利用者にわかりやすい例
株主優待の具体例として、JR西日本の株主優待鉄道割引券があります。JR西日本では、毎年3月31日の最終の株主名簿に記録された株主に対し、JR西日本エリア内のきっぷが5割引となる株主優待鉄道割引券を年1回、6月下旬に送付すると案内しています。有効期間は7月1日から翌年6月30日までです。
鉄道優待は、対象エリアをよく利用する人には魅力を感じやすい一方、利用できる範囲や購入方法には条件があります。JR西日本の優待券は、e5489、JR西日本の駅の「みどりの券売機」「みどりの券売機プラス」「みどりの窓口」などで利用できると案内されていますが、列車内やJR他社、旅行代理店では利用できないとされています。
このように、優待は「額面」だけでなく、「どこで、いつ、どのように使えるか」まで確認する必要があります。
新設優待は魅力的。ただし継続するとは限らない
株主優待の新設は注目されやすいニュースです。新しく優待を始めた企業は、個人株主を増やしたい、企業の商品やサービスを知ってもらいたい、長期保有を促したいなどの目的を持っている場合があります。
一方で、株主優待は企業の方針や業績、株主還元策の見直しによって、内容変更や廃止が行われることがあります。実際に、優待を新設する企業がある一方で、廃止や条件変更を発表する企業もあります。優待目的で株を買う場合は、「今の内容がずっと続く」と決めつけないことが大切です。
優待生活を楽しむには、もらう前だけでなく、もらった後の使い方も重要です。次のページでは、買取・1株優待・有名投資家の活用例との向き合い方を解説します。
