
マイカーローン返済シミュレーション|300万円なら月々いくら?
マイカーローンの返済額は、主に借入額・金利・返済期間によって決まります。
ここでは300万円を5年間(60回)、ボーナス返済なしの元利均等返済で借りると仮定して比較します。
| 年利 | 月々返済額の概算 | 利息総額の概算 | 総返済額の概算 |
|---|---|---|---|
| 2.70% | 約53,507円 | 約210,423円 | 約3,210,423円 |
| 3.45% | 約54,508円 | 約270,485円 | 約3,270,485円 |
| 5.70% | 約57,581円 | 約454,850円 | 約3,454,850円 |
※元利均等返済の一般的な計算式による概算です。実際の商品では端数処理、初回返済日、変動金利の変更、ボーナス返済、手数料等によって結果が異なります。
金利2.70%と5.70%では約24万円の利息差
上記の条件では、年2.70%の場合の利息総額は約21万円、年5.70%では約45万円となります。
月々の差は約4,000円ですが、5年間では約24万円の差になります。車本体の値引きが大きくてもローン金利が高ければ、最終的な総支払額では逆転する場合があります。
「車両価格+ローン利息・手数料」を合計して比較することが重要です。
返済期間を長くすると月々は安くなるが利息は増えやすい
たとえば300万円を同じ金利で借りる場合、5年返済より7年返済、10年返済のほうが月々の支払額を抑えられます。
一方で元金が長期間残るため、一般に支払利息の総額は増えます。
返済期間を決める際は、「毎月いくらまで払えるか」に加え、車を何年乗る予定なのかも重要です。車を売却した後もローンだけ残る状態にならないよう、車の保有予定期間と返済期間を合わせて検討しましょう。
変動金利のマイカーローンは返済額が変わることがある
銀行のマイカーローンには変動金利型があります。
たとえば三井住友銀行は変動金利型で、基準となる金利を定期的に見直す仕組みです。三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンも変動金利です。
2026年9月現在の金利だけを前提として10年間の返済総額を確定できるわけではありません。金利が上昇すれば、その後の利息負担が増える可能性があります。
繰上返済すると利息を減らせる
繰上返済とは、通常の毎月返済とは別に、ローン残高の一部または全部を前倒しで返済することです。
元金を早く減らせれば、その後に発生する利息を減らせる可能性があります。
繰上返済手数料は金融機関によって違う
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンでは、一部繰上返済・一括返済とも可能で、インターネットなら手数料無料、窓口では5,500円(税込)です。
りそな銀行・埼玉りそな銀行のマイカーローンでは、2026年9月時点で一部・全額の繰上返済手数料を無料と案内しています。
一方、三井住友銀行のマイカーローンは、一部・全額の繰上返済について1回5,500円(税込)の手数料が案内されています。
小額を頻繁に繰上返済する場合は、手数料によって利息軽減効果が小さくならないか確認しましょう。
マイカーローンの借り換えとは?
借り換えとは、現在利用している自動車ローンを新しいローンで完済し、その後は新しいローンを返済していく方法です。
現在の金利より低い金利へ変更できれば、利息を減らせる可能性があります。
三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンでは、銀行・信販会社・メーカー系クレジット会社で利用中の自動車ローンの借り換えに対応しています。残価設定型クレジットからの借り換えも申込み可能とされています。
三井住友銀行も、他社のマイカーローン借り換えを資金使途として認めています。
借り換えは「金利」ではなく残りの総返済額で比較
現在の金利が7%、借り換え後が3%なら一見有利に見えます。しかし、残高が少ない場合や完済まで残り数か月しかない場合には、削減できる利息が小さいことがあります。
借り換え前には次の項目を確認しましょう。
- 現在のローン残高
- 現在の金利
- 残りの返済回数
- 現在のローンを一括返済する手数料
- 借り換え後の金利
- 新ローンの手数料
- 借り換え後の返済期間
- 借り換え前後の総返済額
返済期間を大幅に延長すると、金利が下がっても総利息が思ったほど減らない場合があります。
残価設定ローンは「月々が安い」だけで判断しない
残価設定型クレジットでは、数年後の車の価値である「残価」をあらかじめ設定し、車両価格から残価を差し引いた部分などを中心に月々返済します。
そのため通常の全額分割より月々の支払いを抑えやすい反面、最終回には残価分について「車を返却する」「新しい車へ乗り換える」「残価を支払って車を買い取る」などの選択が必要です。
また、返却時には走行距離や車両状態など一定の条件が設けられている商品があります。
たとえば日産の2026年9月時点の残価設定型クレジット例では、車種によって実質年率5.7%が示されており、販売会社によって適用実質年率が異なる場合があることも明記されています。
「月々○万円」広告を見るときはボーナス払いと頭金も確認
自動車販売の広告では「月々1万円台」「月々2万円台」といった表示を見ることがあります。
しかし、その金額だけで車の総支払額を判断することはできません。
- 頭金はいくらか
- ボーナス払いはいくらか
- 支払回数は何回か
- 最終回支払額はいくらか
- 実質年率は何%か
- 車を返却する条件はあるか
- 現金販売価格はいくらか
これらをまとめて確認しましょう。
金利が安いマイカーローンを選ぶためのチェックポイント
- 適用金利:広告の最低金利ではなく、自分の借入額・条件で何%か
- 固定・変動:返済中に金利が変わる可能性があるか
- 保証料:表示金利に含まれているか別払いか
- 融資手数料:契約時に費用がかかるか
- 繰上返済手数料:無料か有料か
- 借入期間:月々の返済だけを下げるため長くしすぎていないか
- 所有者名義:購入後の車は誰の名義になるか
- 個人売買:中古車の個人間売買が対象か
- 借り換え:現在のローンから変更できるか
審査前にやっておきたい5つの確認
- 欲しい車の見積書を取得する
- 頭金を除いた本当の借入必要額を計算する
- 他のローンの毎月返済額・残高を確認する
- 5年・7年・10年など複数の返済期間で試算する
- 銀行・JA・ろうきん・ディーラー等を総支払額で比較する
車両本体価格だけでなく、税金、登録費用、保険、オプション、駐車場代など購入後の費用まで考えておくことが重要です。
まとめ|マイカーローンは「審査の甘さ」ではなく金利と総返済額で比較しよう
マイカーローンは、新車・中古車などの購入費用を分割して返済できる便利な仕組みです。しかし、同じ300万円を借りる場合でも、金利が違えば支払利息は大きく変わります。
2026年9月時点では、三菱UFJ銀行のネットDEマイカーローンは年2.125%~3.25%、三井住友銀行は年3.450%などとなっています。一方、JAは各JAによって金利が異なり、ろうきんも地域・会員区分などによって条件が異なります。
「審査が甘い」「通りやすい」と保証されたローンはありません。個人事業主でも申込みできる商品はありますが、確定申告書・納税証明書などの収入確認書類が必要になる場合があります。
頭金なしのフルローンも商品・審査結果によっては可能ですが、借入額が増えれば利息負担も増えます。また、中古車は多くの商品で対象となる一方、個人間売買は三菱UFJ銀行や三井住友銀行など対象外の商品もあるため注意が必要です。
銀行とディーラーローンを比べる際には、金利だけではなく、車両価格の値引き、保証料、手数料、所有権、繰上返済、最終回支払額まで確認してください。
最終的には、「月々いくらなら払えるか」だけではなく、「車を手に入れるために合計いくら支払うのか」で比較することが、無理のないマイカーローン選びにつながります。
※本記事は2026年9月7日時点で確認できる各金融機関・事業者等の公表情報をもとに、一般的なマイカーローンについて解説したものです。特定の金融機関・ローン商品・自動車販売会社の利用を推奨するものではなく、審査通過を保証するものでもありません。金利、キャンペーン、融資額、必要書類、申込条件等は変更される場合があります。実際の契約前には、各社の最新の商品説明書、契約書、見積書等を必ずご確認ください。




